京都御苑は、広大な敷地に豊かな緑をはぐくむ市民の憩いの場です。京都盆地のほぼ真ん中に位置し、市街地にありながら広葉樹、針葉樹など様々な種の木々や草花が生い茂っています。
 東西約700m、南北約130m、総面積約92haの敷地内には、京都御所や仙洞御所、宮内庁京都事務所や皇居警察本部などがあり、非公開区域を除く約65haが常時一般公開されています。御苑の周囲は、交通量の多い今出川通、烏丸通、丸太町通が取り囲み、その道路と隔てるため四方を石垣が巡らされています。苑内のサクラやマツなどの木々は、東京遷都後から始まった植樹事業によって植えられたもので、古い大木は樹齢100年を越します。こうした古木のほかにも、春にみごとな華やかさを見せるサクラやウメ、モモの林や芝生や多くの草花が、御所の四季を彩ります。
 御苑の豊かな緑は、さまざまな生物にとってオアシスとなっています。なかでも、野鳥やチョウ類は多くの種(鳥類約92種、チョウ類約52種)が確認されており、京都市内でも有数の観察場になっています。


サクラ、マツ、スギ、ウメ、カシ、ケイキ、ムクノキ、エノキ、サルスベリ、ニレ、ツバキ、トサミズキ、イイギリ、カジノキ、カツラ、トチノキなど


タンポポ、ノホロギク、シロザなど約200種


マイタケ、サルノコシカケ、エノキタケ、キクラゲ、ハツタケ、ドクツルタケなど約400種


留鳥─ 1年を通じて観察できる鳥 ゴイサギ、カルガモ、トビ、メジロ、ムクドリ、カラス、スズメ、ハト、シジュウカラ、セキレイなど

漂鳥─ 春が過ぎると繁殖のため、国内の冷涼な山地や北日本などへ一時期移動する鳥 ウグイス、イカル、ホオジロ、ヒガラ、トラツグミ、ルリビタキ、アオゲラ、オオタカ、ノスリなど

夏鳥─ 春に南から渡ってきて繁殖し、秋に再び南へ移動する鳥 カッコウ、ホトトギス、ヨタカ、コマドリ、オオルリ、エゾビタキ、ツバメなど

・冬鳥─ 秋に北の繁殖地から渡ってきて越冬し、春に再び北へ移動する鳥 マガモ、ジョウビタキ、ツグミ、キレンジャク、マヒワ、ミヤマホオジロ、カシラダカなど


・一年中観察できる種類─キチョウ、ムラサキシジミ、テングチョウ、アカタテハ、キタテハ、ルリタテハなど

・春〜初秋─アゲハ、アオスジアゲハ、キアゲハ、モンキチョウ、モンシロチョウ、ルリシジミなど


ニイニイゼミ、クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、チッチゼミ、ハルゼミ


オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、キイトトンボなど約20種