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「能」は物まねを舞台で演じる「猿楽」から派生してうまれました。600年の伝統を持ち、世界で初めて世界無形文化遺産に認定された、日本を代表する舞台芸術です。主役(シテ)と脇役(ワキ・ワキツレ)などに分かれて行われ、それぞれの役柄にいくつかのグループ(流派)があります。
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伝統芸能というと難しく考えがちですが、能はその昔あらゆる立場の人が親しみ、ライブ感覚で楽しんだ娯楽でした。衰退することなく今に伝えられているのは、地位や権力のある人々や公的機関の保護を受けたことにもよりますが、なにより「能」そのものが魅力にあふれているからでしょう。
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「能」といってまず思い浮かべるものに、舞台の人が付けているお面があると思います。これは「能面(のうめん)」といい、美的表現のため、また人間や鬼・神様・霊などを表すために使われます。老人や女性の面、鬼の面など演目によってさまざまなものが使われます。
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能には舞台で舞う役目の人たちのほかに、コーラスを担当する「地謡(じうたい)」と、楽器を担当する役の人たち「囃子方(はやしかた)」がいます。笛・小鼓・大鼓・太鼓の4つで構成され、それぞれの楽器に専門の担当者がおり、「笛方(ふえかた)」「小鼓方(こづつみかた)」「大鼓方(おおつづみかた)」「太鼓方(たいこかた)」の4つに分かれています。
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金剛流は能楽シテ方五流派のひとつで、古くは奈良の法隆寺に奉仕した猿楽座の坂戸座を源流としています。その芸風は、豪快でめざましい動きの中にも、華麗・優美さがあり、「舞金剛(まいこんごう)」といわれます。五流のうち四流の宗家が東京を本拠地にしている中で、唯一関西に宗家が在住する流儀です。
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